会の正式名称は「新日本文学会」、雑誌の名称は「新日本文学」である。
1945年、中野重治や宮本百合子、蔵原惟人らが発起人となって創立された、進歩的な文学者の団体であった。会は民主主義文学の創造と普及を任務としていた。
しかし、日本共産党との関係でつねに緊張感があり、1950年代から徐々に共産党との関係を薄くする方向へとすすみ、1964年の大会のときに共産党の影響力を排除するにいたった。その後はいわゆる新左翼系統の運動と近い関係にもなったことがある。
財政難の影響もあって、2005年に会は解散した。