私が見てきたプロレスの歴史的大会の3つのうち最後の1つがこれだ。 開催が決まったのが同年8月と東京ドームの試合としては異例の遅さだった。 両団体の間の話し合いで急遽決まったためだったのだが、 チケットがバカ売れするのは目に見えていた。 メインが武藤敬司-高田延彦のシングルと発表されていたからだ。 この2人は高田が第1次UWFからの出戻り時代に対戦経験があるが、 1995年当時の高田はUインター旗揚げ後に北尾やベイダーを倒し、 「最強」を標榜しているUインターの絶対的エースだ。 対する武藤も新日本の事実上の"顔"だ。 両団体のトップ同士が東京ドームのメイン、しかもシングルで戦うのだ。 大会の性質…