2024年の流行語大賞は「ふてほど」だという。ドラマ「不適切にもほどがある」の短縮形とのこと。 筆者は「聞いたことがない」言葉だった。受賞した阿部サダヲさんも自分たちでは言ったことがないとコメントしていた。 これこそまさに「不適切にもほどがある」かなと思ったのだが、考えてみると流行語とされる言葉が,もはやテレビではなく,SNS上で増幅しているようである。 SNSを主体的に使っているのは若者で,しかも独自の言葉文化を構築している。すべての言葉が短縮される。「あけおめ」(あけましておめでとう)などというのは,季節性があるし,たまたまだが韻を踏んでいるから響きもよく,老齢の筆者でも理解可能だが,「ふ…