今日は 何のひねりもなく セーヌの岸辺と中州を歩きながら見た 心洗われる光景 をおすそわけしようと思います。 で パリ市内を流れるセーヌが 南西の角から街を出る その最下流の橋から2本目が 『ミラボー橋』 という 「ギヨーム・アポリネール」の詩で名高い 鉄製の橋なのです。 「ミラボー橋の下をセーヌは流れる...」 という 「方丈記」の冒頭のような謳いだしは 堀口大学の和訳も 素晴らしい翻訳の傑作なのですが その橋を右岸から左岸の方に渡る時 左手が『エッフェル塔』です。 ポンピドゥ大統領の近代化政策で 60年代末から70年台半ばに造られた 新建築の中層住宅ビルの「醜さ」も 今や こんな風に見ると…