既成事実の積み重ねで開催へまっしぐら 東京オリンピック・パラリンピックへのゲートウェイ、聖火リレーが始まった。福島のJビレッジからスタートして全国を廻り7月には東京に入ってくるという。 東京・大阪間に東海道新幹線という名の超特急電車が走り出し、新発売されたカラーテレビがお金持ちの証しだった時代。両親や学校の先生から日本の首都、東京でオリンピックというものが行われるということを聞き、意味もなくワクワクしながら待ち望んでいた。分かっていたのは世界のスポーツ選手が東京に集まって行われるスポーツ大会だということだけだったと記憶している。 アテネという所で“聖なる火”が点火され、世界を回って日本にやって…