宇江敏勝さんの「山びとの記」を手にしているのですが、山仕事の歴史を 学ぶことができて、大変参考になることです。 山仕事というのは、かってこの地方の主力産業の一つでありましたが伐採が 進んで植林が追いつかずで、そのうちに価格の安い輸入材にやられてしまって、 山が荒れていくというパターンになっています。 その昔の山仕事というのは、きつい、危険、低賃金で封建的な雇用関係とい うもので、とっても町の人にはつとまらないものであったようです。 本日に読んでいたところには、「キリ」と「ダシ」という言葉が出てくるので すが、これは木材を伐ると搬出する人をいうのだそうです。 「ダシのことを別名ヒヨウともいった。…