「銀色の壁と銀古美」の建築にようやく向き合えた。 “蔵”を思わせるプロポーション。 “襖”を思わせる3×6板の連続意匠。 日本の伝統的要素が現代的に表現され、清廉さのなかにどこか愛らしさも感じる。 朝夕晴雨の光の変化で、金属的な銀色から白漆喰のようにも、さらに日暮れ後にはモノトーンな襖や障子のようにも表情を変える様が面白く、銀古美のマットな質感がこれら現象と程よく調和している様子を見れて安心した(^^) シンプルで素朴な瓦意匠は現代的感性に適い、1,000年以上持続してきた素材のチカラがまた新しい言語表現をもって次代の日本風景を創っていく。 設計:山田 誠一建築設計事務所 【project】h…