明治維新以後、日本における外国人を中心とした日本研究の学術団体が日本アジア協会です。1872年設立で、現在も活動しています。 日本アジア協会の設立経緯を見てみたいと思います。 外国人の日本に関する情報収集、本国への送信、研究活動をみてみると、幕末のいわゆる開国前は、17世紀前半以前のイエズス会士から本国に送られた書簡、レポートを中心としたもの、17世紀後半以後のおもにオランダ商館関係者の著作からの英訳、仏訳、独訳(オランダ商館長日記、書簡など)があります。これらはまた別稿でつづります。 1853 年 ペリー来航の後、開港すると1859 年 横浜・長崎・函館で英米国人による日本語学習 がはじまり…