“日本プロ音楽録音賞”は、優れた録音作品を手掛けたエンジニアを顕彰することで、エンジニアの技術向上と次世代エンジニアの発掘を図る音楽賞。第1回は1994年に開催され、今年は節目となる第30回を迎える。今回は、第29回日本プロ音楽録音賞Immersive部門(プログラミング・サウンド)にて最優秀賞に選ばれた、山麓丸スタジオのチーフ・エンジニア當麻拓美にインタビューを敢行。受賞による変化やイマーシブというフォーマットに思うことなど、詳しく話を聞いた。 Photo:Hiroki Obara(except*) Immersive部門ならチャンスがあるかもと思った ――昨年の日本プロ音楽賞に応募されたき…