ようやく日銀が政策金利上げを発表し、米国FRBが次回金利下げを匂わせる現状維持をし、英国が利下げに踏み切ったことで、円安が反転した。その結果、史上最高値を付けていた日経平均株価が大きく下げた。古い経済論だが、製造業中心の輸出産業が不利になるとの判断で株が売られたからだと思われる。 政府が株式投資を勧める施策「新NISA」に乗った投資初心者からは「政府に裏切られた」と感じた人もいたようだし、自民党大物議員が「金利上げ」を求めたことに対する恨み節(*1)もある。これでは「政策金利」ならぬ「政治金利」ではないかと、日銀の独立性に対する疑問もあるやに聞く。ただ私は、以前から、 京都知恩院近くの<一本橋…