少しずつ読み進めている。今回は、第3章「なぜ機械化は進まなかったのか」を読み終えた。 // まさしく原著の書名の通り、産業革命前後の状況をテクノロジー・トラップ(技術革新の罠)*1の視点で解釈し、解説したものだ。 技術進歩はいろいろなことを可能にするが、それが全て社会的に受容されるわけではない これは、何かの議論に似ていると思った・・・何だったろうかと考えていて、ふと気づいた。あれだ、イノベーターのジレンマ*2(和名はイノベーションのジレンマ)の議論と共通している部分があると思った。 イノベーターのジレンマは、競争市場における技術革新による新しい製品に対する企業行動(ミクロレベル)を分析したも…