私たちが服用する医薬品、食の安全を支える農薬、そしてスマートフォンやディスプレイを構成する先端材料。これらの製品は、複雑な化学合成のプロセスを経て生み出されています。今回は、そうした大手化学メーカーの製品開発を「製造技術」で支える、縁の下の力持ち、タマ化学工業株式会社の決算を分析します。日本農薬などを大株主に持つ、有機化学品の「受託生産」の専門企業である同社。安定した財務基盤を持つ一方で、今期なぜ大幅な損失を計上したのか。その背景と今後の展望に迫ります。 【決算ハイライト(第63期)】資産合計: 4,585百万円 (約45.9億円)負債合計: 2,666百万円 (約26.7億円)純資産合計: …