1957年に東宝本社ビル(東京都千代田区有楽町)内にオープンした映画館「みゆき座」と「日比谷映画」が、半世紀近い歴史に幕を閉じることになった。閉館に伴い、3月末にみゆき座で「名作上映会」を開催。入場料は開館当時と同じ300円とする。 同ビルの再開発に伴うもので、みゆき座は3月31日、日比谷映画は4月8日に閉館する。名作上映会は3月26日から31日まで。オリビア・ハッセー主演の「ロミオとジュリエット」(68年)など10本が上映される。
1957年に東宝本社ビル(東京都千代田区有楽町)内にオープンした映画館「みゆき座」と「日比谷映画」が、半世紀近い歴史に幕を閉じることになった。閉館に伴い、3月末にみゆき座で「名作上映会」を開催。入場料は開館当時と同じ300円とする。
同ビルの再開発に伴うもので、みゆき座は3月31日、日比谷映画は4月8日に閉館する。名作上映会は3月26日から31日まで。オリビア・ハッセー主演の「ロミオとジュリエット」(68年)など10本が上映される。
日比谷・有楽町は、映画街として活況を呈していた都内屈指の映画ファンのための場所だった。現在は、TOHOシネマズ、東宝系列のシネマシャンテが中心の藤井八冠のような「東宝1強」の街となっている。 そもそも明治後期に西洋式劇場の「有楽座」「帝国劇場(帝劇)」が開館。昭和初期には「東京宝塚劇場」「日比谷映画劇場」「日本劇場」などの劇場・映画館もオープン。 戦後の1963(昭和38)年には「日生劇場」もオープン、近年は劇場の建て替えや映画館の再編が行われ、現在も劇場・映画館街として多くの観客が訪れる街となっている。 日比谷映画街が活況を呈したのは1960年代から1970年代半ばごろまで。東宝本社ビルが2…