今日は小説『三体X 観想之宙』の感想を書こうと思います。 今回はあらすじも書いてないです。 三体X 観想之宙 作者:宝樹 早川書房 Amazon 日々ネットをフラフラと彷徨っていて、かつ本にも興味がある方はまず間違いなく見かけたことがあると思う「三体」というタイトルを冠したこの小説ですが、劉慈欣さんが書いた「三体」本編の続編やスピンオフではないんですね。 当時「三体」の熱烈なファンの1人だった宝樹さんという方が、三体完結直後にネット上に書いたアンソロジー的な外伝があまりに面白くて話題になり、出版社の目に留まり、劉慈欣さんの折り紙付きで書籍化され世界的な大ベストセラーになった、というなんとも夢の…