・・・・・・荒城の月・・・・・ 春高楼の花の宴 めぐる杯かげさして 千代の松が枝 わけいでし 昔の光いま何処 秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁の 数見せて 植うる剣に 照りそひし 昔の光今何処 今荒城の夜半の月 替わらぬ光 誰がためぞ 垣に残るはただかつら 松に歌うはただあらし 天上影は替わらねど 栄枯は移る 世の姿 写さんとてか 今もなほ 嗚呼荒城の夜半の月 ☆ ☆ ☆ 【歌の意味】春、満開の城で宴会が行われ皆に回される盃に月の光がさしている。幾年もの歳月を経た松の間から指し込んで、栄華を極めた光(光景)は何処へ行ってしまったのか。・・・・・・・ 秋、かつて戦いが行われたこの場所に、霜が降りて、雁…