元禄7年7月11日。燃えるような暑さ。矢田河原で惣打が行われる。今年初めて2日間行われる。文左衛門も巳の刻(午前9時)に相原荻右と連れ立って見物に出かけ、未半時(午後2時)に帰る。井野口六郎左衛門、御目付成瀬又平治、五十人目付押の者、柿羽織なども来ていた。この日は玉早打なども行われる。