早期警戒管制機とは、戦闘空域もしくは警戒空域において、敵軍・友軍を含むあらゆる空中目標を探知するのみならず、分析・友軍への指示・管制を行う能力を持った航空機を指す。英語ではAirborne Warning and Control System と書くことから、AWACS(えーわっくす、えいわっくす等)と略される。空中警戒管制機とも呼ばれる。
■防衛フォーラム 日本のE-767後継機選定に影響するのでしょうか。 アメリカ空軍は中止していたE-7ウェッジテイル早期警戒機の調達計画を再開すると発表しました。これはピートヘグゼス国防長官の決定によるもので、早期警戒管制機を最終的に全廃するというヘグゼス長官の決定を自ら覆したことになります。E-7ウェッジテイルはもともとE-3セントリー早期警戒管制機の後継として位置づけられていたものです。 E-7,もっとも厳密にはもともとはボーイングが737AEW&Cとして独自開発していたものですが、E-10多目的管制機計画がブッシュ政権時代に中止となっていこう宙に浮いていたE-3後継機に、オーストラリア空…
英米の軍事スリラーを読んでいると、時折「敵はいつでも自由に時間を選んで攻撃できるが、その時こちらは座り込んだアヒルも同然だ」との表現を目にする。「Sitting Duck」というのは、まるきり無防備なものという意味だろう。 冷戦が終わった時、米国政府は空軍の縮小を考えたという。パイロットひとりを養成するのに、200万ドルもかかるのだ。カネがかかるだけでなく、戦場に居続けられないので、占領の役に立たない、基地にいるところを襲われたらとても脆いという欠点がある(*1)。その欠点が、イラン戦争で露呈した事件があった。 イランによる攻撃で米空軍の早期警戒管制機「E3セントリー」が破壊 写真が捉えた大破…
■ 導入:空の司令塔が消えている 空の司令塔が消えつつある。 長年、空戦の中枢を担ってきた E-3 Sentry は急速に退役が進み、その後継と目された E-7 Wedgetail は計画が停滞している。 通常であれば「更新」が起きるはずの局面で、実際に起きているのは “空白”の発生 である。 なぜこのような逆転現象が起きているのか。 ■ E-3はなぜ限界だったのか まず前提として、E-3はすでに限界に近づいていた。 ベース機は Boeing 707。設計思想は冷戦期に遡る。 ● 老朽化と維持困難 機体寿命の問題 部品調達の困難 整備負荷の増大 ● 稼働率の低下 出せる機体が限られる 任務に安…
■イランの長距離攻撃で破壊 早期警戒管制機の喪失というのは空軍にとって一種の悪夢です、中国などは浜松基地を擬した砂漠上のミサイル訓練場を整備し日本のE-767を狙っているようですが。 アメリカのE-3セントリー早期警戒管制機がサウジアラビアのプリンススルタン基地内にてイラン軍の攻撃を受け破壊されました。これは3月31日にCNNが報道したものですが、プリンススルタン基地が攻撃されたのはその数日前であり、その後で処不明の画像が出回り、世界中のメディアはファクトチェックに追われていました。 E-3早期警戒管制機は大型で広範囲をレーダーにより管制する空の司令部と呼ばれるもので、低空飛行する小型目標を数…
■防衛フォーラム 航空関連はさまざまな話題が。 ■オランダ空軍は早期警戒機計画として導入を予定したE-7A早期警戒機取得決定を見送ったとのことです。これはアメリカ空軍がE-3早期警戒管制機の後継としてE-7A早期警戒機を取得する計画を立てていましたが、トランプ政権に入り、空母艦載機であるE-2D早期警戒機へ置き換えるなどの変更が為され、E-7Aの将来性が不明となったため。 グローバルアイ早期警戒機、オランダ空軍は代替機としてアメリカのE-2Dアドバンスホークアイではなく、フランスとドイツが導入を進めるスウェーデン製グローバルアイ早期警戒機を検討しているということで、アメリカ製が占めてきました早…
先日のインド・パキスタン紛争では、中国製戦闘機がフランス製のラファールを撃墜したとして注目を集めた(*1)。新世代とまでは行かないが、第4~4.5世代戦闘機が相まみえた例は多くなく、各国の軍事関係者は情報収集に必死だろう。黒海上空では、ロシアのSu-30がウクライナの無人水上艇からのミサイルで撃墜された(*2)。これも参考になる事例だ。 ラファールもSu-30もステルス機ではない。ステルス機は安易に使えないのか、戦闘参加していても検知されないのか、撃破事例はもちろん戦果も十分に公開されていない。しかし、レーダー網や赤外線検知技術、賢いミサイルなどが発達した戦場では、ステルス性のない軍用機は大き…
youtu.be 2023年2月28日、ボーイング[BA]はアメリカ空軍から早期警戒管制機[E-7A]を受注しました。 ボーイング E-7A ウエッジテイル [E-7A]はボーイング737型機を流用して製造されており信頼性やメンテナンス性が高くなっています。特徴的なのは機体の背中に搭載した早期警戒レーダーです。 ノースロップ・グラマン 早期警戒レーダー この早期警戒レーダーはノースロップ・グラマン[NOC]が製造開発を担当しています。 オーストラリア空軍のE-7Aウエッジテイル 採用国はトルコ、オーストラリア空軍、イギリス、韓国で今回アメリカ空軍が導入します。 military-stock.h…