翻訳祭の会場開催は終了しましたが、オンラインプログラムは明日11/8(水)から始まります! www.32jtffestival2023.com ということで、『校閲至極』日記その6です。 ■ 「ろくろを「ひく」挿絵を見て納得」(p.152~)より 現代の私たちが知っている「ろくろ(轆轤)」はたいてい陶芸用で、「回す」ものだと思っていますが、実は木工用の「ろくろ」もあって、昔はそれを人間が「引い」て回していました。そういう説明に続いて、こう書かれています。 『広辞苑』の挿絵を見てみてほしい。傍らで遊ぶ幼児をあやしながら、職人さんが懸命にろくろを引っ張っている。 国語辞典の挿絵の話です。これはおも…