白井聡さんの「主権者のいない国」を読んだ。私は、現在の日本は壊れ始めているのではないかという漠然とした感じを持っていたが、何がどのように壊れているのか具体的に説明できないでいた。白井聡さんの著書を拝見して、私が漠然と抱いている不安の実態が何であるのかがよくわかった。また、問題の本質というものを理解することができた。著書の中の白井さんの発する言葉は、問題の本質を一刀両断するような、切れ味鋭く真に本質に迫るものが多くあった。私は、白井さんの著書から多くのものを学ぶことができた。学ぶことができた一つは「戦後の国体の終焉と象徴天皇制の未来」であった。その中で次のことが書かれていた。「2018年9月、靖…