足が不具な車椅子少女だが自身の頭脳・技術に自信を持ち常に自己賛美する少女の話。 ことあるごとに「超天才清楚系病弱美少女ハッカー」であることを様々な語彙で自称するヒマリ。 だがヒマリ√において自己賛美は身障者であるが故の劣等意識の裏返しであることが匂わされている。 一見すると自信満々なヒマリであるが、人寂しさを感じており自己をさらけ出せる相手を求めていた。 その対象が先生であり、ヒマリが初めて先生を誘う時には滲み出る不器用さが大変良い表現となっている。 慣れて来るとだんだん調子こき始めてウザさを見せるが先生はヒマリに対してキッチリと指導をする。 ヒマリがエナドリをぶちまけベトベトになった際に先生…
ブルアカのバレンタインイベントでは、生徒一人ひとりが先生に対してプレゼントを贈るために個別のストーリーが用意されている。このチョコが実に個性溢れるものであり、キャラの人格や先生との関係性を踏まえた上で、各生徒が先生を想いながらあれこれと悩んで準備したものとなっている(という設定である)。またバレンタインという性質上、先生への日頃の想いを言葉にして伝えるものとなっているため、先生との親密性が濃いシナリオが綴られることになる。そのためバレンタインストーリーを読むことで先生と生徒の関係性について解像度が深まり、よりキャラ理解が深まるというわけである。よってここでは各キャラのバレンタインストーリーを分…
効率厨:和泉元エイミが記憶も記録も残らない異世界転移者との交流に意味を見い出す話。 今回は「とあるシリーズ」のコラボで御坂・食蜂・佐天の3人がブルアカ世界にやってくる。 シナリオは廃墟にある施設の装置を修復し、彼女ら3人を元の世界へと戻す事が目的となる。 そのような中、効率厨であるエイミはヒマリが皆にブルアカ世界を楽しんで貰おうとすることに不満を抱く。 コラボで来た人々はいづれ元の作品世界に帰ってしまうのであり、ブルアカ世界の事を覚えていないのだから。 だがエイミは転移者との交流の中で記録や記憶に残らなくとも確かにある意味について気付いていく。 コラボは新規参入者獲得の手段であり、内容に意味が…