大分前に境田稔信氏(@pX03dDIs4dQ1G3x)の明治・大正期における辞書の発行に関するツイートを見た。並製分冊の辞書を1冊ずつ間を置いて刊行し、完結後に上製合冊本とすることが多かったというものである。私も明治期の辞書の分冊を持っているので、この際紹介しておこう。 『いろは別法律術語解釈』第1号(明法会、明治32年12月)は、玉城文庫から500円で。同第2号(明法会、明治33年2月)は、ぶんさいから300円で購入。前者は「い之部」の「家」から「意思表示」までを収録、92頁。後者は第1号の89頁以下の差し替え、「い之部」の「一部判決」から「遺贈義務者」まで、「ろ之部」(価値ある用語なしとし…