明浜町

わたしのブログを読んでいただいている二人の方からメールをもらいました。今回はそれを取り上げさせていただこうと思います。 ■ 一つは、『「働き口」の問題』に対していただきました。 「しこうさんに一つ提案。母子家庭の貧困率が高いと聞きます。少し手を差し伸べれば皆救われる状況のように思います。高校卒業まで明浜に限定移住などの方策はないものでしょうか。そのまま定住してくれれば、なにもいうことはありませんが。」 「高校卒業までの限定でどうでしょうか。その後また新しい人に変わればいいのです。空き家はいくらでもあります。手取り１２、３万くらいの仕事もいくらでもあります。そこに少し手を差し伸べるだけです。」 …

はじめに― 「東海日誌研究会会員」の方に、「長崎東海日誌について」書いていただきました。数回の連載になります！ 東海日誌から読み取れる奥深い世界を堪能してください。 ■ ■ ■ 〇長崎東海日誌とは 「長崎東海日誌」という日誌が残されています。長崎東海については『明浜町誌』に詳しく、また「長崎東海日誌」についてもすでに冨長泰行氏が愛媛新聞に寄稿されていますのでご存じの方も居られるかと思います。簡単に説明すると、明治35年に高知窪川から俵津に移住し、東和病院の医者として、また村・郡会議員としても活躍した長崎東海が書き残した日誌、ということになります。残された日誌は全部で27冊。明治34年2月19日…

先に報告した「老人クラブ・1日遠足」の「おもしろミニシンポ」。テーマの一つになった、「俵津の人口をどうやって増やすか」、という問題。 ここでいつも行き詰まるのは、「俵津には〈働き口〉がない」という点だ。誰かがそれを言い出したら、「それをいっちゃあ、おしめえよ」になって、「次行こか」になる。わが町の永遠の課題？ 昔の人、とりわけ明浜町の理事者たちや議員たちもズイブン頭を痛めてきたようだ。こんなことを言う人もいた。「明浜町のような所を発展させようと思ったら、〈原発〉を入れるか、〈原子力船・むつ〉の寄港基地にでもするか、とにかく他人の嫌がる、しかし引きかえに国の手厚い保護をもらえる施策を導入するしか…

西予市議会議員選挙があった（4月２８日）。 驚いたことがあった。新人が４人立候補していて、その内３人が当選し、しかも３人とも５位以内の上位当選を果たしていたことだ。さらに驚いたのは、共産党候補が２位当選だったことだ。別に差別的言辞をするつもりはないが、共産党というのはどこでもある種特別な目で見られる存在だから、この結果というのはわたしにとって驚きだった。自民党王国・愛媛で、しかもその牙城南予の一角で、こんなことが起こり得るのか。 これらのことは何を意味するのか。一概には言えないかもしれないが、西予市民、今の世の中を見ていて、今の自民党政権のあまりのひどさを見ていて、なんぼなんでももうこれではい…