翌朝、すずめの子は一人でお留守番をしていました。 と、空から、スー、ストンと何かが落ちてくるのでした。 「あぁ~~痛い、イテテェ~」 木の下から声がします。 すずめの子は巣から体を乗り出し、 声のする下の方をのぞいていました。 なんと、空から落ちてきたのは、星の子でした。 「おお~~い、だいじょうぶか~い?」 すずめの子は大きな声で言いました。 「うん、ありがとう。平気みたいだ。 ハハハ、居眠りしてたら足がすべっちゃった」 「ケガはないの?」 「うん、へっちゃらさ。 前にもやっぱりこんなことがあってね。 はじめてじゃないんだ」 星の子は、すずめの子を見上げて、 ニッコリとして言いました。 そし…