宝木遥乃は高スペックであったが故に幼少期に他者の夢を潰してしまうというトラウマを持っていた。 悲しみに暮れる遥乃に祖父は他者の夢を応援できる人になれば良いと助言し何とか自我を回復する。 当事者意識を持たず傍から器用に卒なくこなすだけの在り方は確かに傷つくことなく楽ではあった。 だがそれは本気になれるものを何も持たないということであり自分と向き合うことを避ける方便であった。 そのことをマタタキから指摘された遥乃は過去の呪縛に苛まれるがロケ研メンバーにより解放される。 トラウマを乗り越えた遥乃はロケ研に本気で取り組む決意をし、マタタキに発破をかけるのだ。 競争社会における順位や評価という結果によっ…