S原:これは、ウォーレン・ビーティ主演ね。 Y木:ああ、「イージー・ライダー」の人。 S原:うん。政治活動もする硬派な面と女にだらしない軟派な面がある人(笑)これは、たぶん彼の政治に対するスタンスが一番はっきり表現した映画とちゃうかな。 Y木:確か政治家の話やろ。 S原:ウォーレン・ビーティは上院議員。選挙を控えているけど、自分に全く関心がなく毎日同じようなスピーチをして、まったく眠れない。突然やけくそになった彼が、「自分を暗殺してくれ」と殺し屋に頼む。もう怖いものがなくなったウォーレン・ビーティが、大事なパーティで裏話を暴露したり、ユダヤ人を揶揄したり、スラム街でも大暴れする。で、予想に反し…