今、映画「イエスタデイ」(2019)を観ているところだ。僕はちょっと前に「映画は最初の10分間が勝負だ」というようなことを書いたが、これはいい。とてもいい。 映画の内容は「自分以外はバンド『ビートルズ』を知らない状態になった青年の姿を描くコメディー」ということらしい。 もう少し引用させてもらおう。 「イギリスの海辺の町に暮らすシンガー・ソングライターのジャックは幼なじみで親友のエリーに支えられてきたが全く売れず、夢を諦めようとしていた。ある日ジャックは、停電が原因で交通事故に遭遇。昏睡状態から目覚めると、この世には『ザ・ビートルズ』がいないことになっていた」 映画は始まった途端、最初っからテン…