「映画という文化 -レンズ越しの景色-」(原題:Voir、2021)を見る。Netflixとタッグを組んでドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」「マインドハンター」や「Mank/マンク」を発表してきたデヴィッド・フィンチャーが総指揮を担当。 フィンチャーにとって初のドキュメンタリーシリーズ。映画そのものや銀幕の物語に対して、それぞれ有名無名の個人が抱える思いを称えたビジュアル・エッセイとなっている。原題の「Voir」はフランス語で「見る」を意味する動詞。6話からなり、1話が20分程度と短く見やすい。 ・・・ 【1】「サメの夏」(17分) 1975年に「ジョーズ」がアメリカで公開された時に1…