我が町内を駆け抜けた大水。昭和51年7月19日に北にある根之鼻の脇を通って大水が流れてきた。名鉄瀬戸線の踏切を渡りいっきに南に下った。東三郷の交差点手前で家にぶつかり、向きをやや右に変えガソリンスタンドから川西町に向かった。東三郷の交差点には当時数軒の家があり、自転車屋さんの店先から裏へ濁流が突き抜けた。 自分の勝手な判断では根之鼻の上にあったため池が溢れたと考えていた。違っていた。西山住宅から流れ出した水だということだ。 西山の住宅地は瀬戸高校の西側の山だった部分を切り開いてできて間もない住宅地だった。まだ排水路ができていないかった。降った雨が舗装された坂道を一点に集まりながら水が流れてきた…