時天空慶晃(旧名:アルタンガダシーン・フチットバータル)は、元大相撲力士。
1979年9月10日生まれ、モンゴル国ウランバートル市出身。
得意技は右四つ、投げ、内掛け、二枚蹴り。
モンゴル相撲をやっていた父親の息子として生まれる。若年時には、ウランバートル市内の柔道クラブで柔道をやっていた。
モンゴル国立農業大学に進学後、2000年4月スポーツ交流留学生として、東京農業大学国際食料情報学部生物企業情報学科に転入。同学では相撲部に入部し、転入初年度に(日本の)全国学生相撲個人体重別選手権大会(100kg未満級)で優勝した。
また、同郷の力士の角界での活躍に刺激を受け、在学中に急遽入門を決意(大学はその後卒業)、同学在学中のまま3年次に時津風部屋へ入門。入門後は夜間主コースに転籍し、2004年3月同学を卒業した。
四股名は、入門の際に、東京農業大学相撲部監督だったの安井和男が付与したもので、時津風部屋の「時」と、モンゴルの広い空のイメージにちなんだ「天空」の合作とされる。
2003年名古屋場所初土俵。
2004年名古屋場所で新入幕。
2014年1月7日、日本国籍を取得、本名を「時天空慶晃」に変更。
2015年11月場所、「右肋骨骨折により全治2か月」の診断書が提出され、初日より全休。
2016年1月場所前、悪性リンパ腫で闘病中であり、抗がん剤の投与により当面入院加療との診断が下されたことを公表。1月場所以降休場が続いた。
2016年8月25日、復帰を目指していたが、全休続きで、2016年9月場所の番付が西三段目26枚目まで下がったこともあって、現役引退のうえ、年寄19代間垣を襲名することになった。
しかし、引退後ほどなくして病状が悪化、療養に専念することになった。
2017年1月31日、悪性リンパ腫のため死去、37歳没。
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