背景 半導体業界ではムーアの法則が有名ですが、ムーアの法則は集積回路上のトランジスタ数は「2年ごとに倍になる」という指標のような経験則です。似たような法則として平山 直紀(Naoki Hirayama)が2018年に発明したSnakeCubeから、後世の人に役立つ指標になるナオキの法則(Naoki's law)を提案します。発明直後に、この法則が言えることを確信していたのですがSnakeCubeの実装に奔走していたため、後回しにしてきました。この法則が学会、産業界で、大いに活用してもらえるように、ここで発表します。 概略 SnakeCubeはRSAなどの公開鍵暗号の演算で良く使われるモンゴメリ…