11月の米国大統領選挙。トランプ前大統領が狙撃されながらこぶしを挙げたシーンで「決まった」と思ったのだが、バイデン撤退から潮目が変わり今は混とんとしている。本来政策論争が聞きたいのだが、トランプ候補はあの通りだし、ハリス候補も戦略的に政策をあいまい化している。例えばエネルギー政策については、環境配慮もしながら石油業界を切り捨てるような発言はしていない。 本来労働者の味方と言っていたトランプ候補だが、自動車関連労働組合はハリス支持のようだ。業界団体の取り込みは、いずれの陣営にとっても非常に重要。ここでこれまであまり選挙の争点になってこなかった業界が、注目され始めている。それは暗号資産(仮想通貨)…