日本のエネルギー資源問題でとても勉強になる本に出会った。エネルギー問題といえば「再生エネルギー」か「原発(再稼働)」ばかりが話題になるけど、本書は「水力発電」をもっと活用しようと提案するものです。 筆者は元国土交通省河川局長というガチガチの官僚なので、一般人のイメージとして退官後は「天下り」「利権漁り」で甘い汁を吸うことに生きがい?を感じるワルを想像してしまう。ま、事実、大半がそうでせう。 竹村氏は職業人生の大半を「ダム造り」で過ごした土木屋さんだった。ホワイトカラーではなく、大型ダム建設の現場責任者が主な仕事であったことから生涯「ダムおたく」だったらしい。(本人はそんな言い方していないけど)…