続続続、桜花舞上三夫改め角倉志三夫のサバイバル生活。尚、本人は旧姓に戻されたことも妻との断絶も知らないまま。 91日目。 満三ヶ月も問題なく過ぎ、 寝袋が作れるようになったものの、作っても使う予定はなく。 94日目。 雨来た。またひと月ぶりくらいの。やったー安心、のその晩。 ・・・。 満足に眠れなかった。 95日目。 降り出した小雨は大雨に、そして久々の嵐になった。 海辺に仕掛けっぱなしの魚の罠は強風に失われてしまうのだった。 その夜 また眠れない。 気分が優れない。 96日目。 どんどん沈んでいく。 そういえば、いつか見た洞窟の、意味不明な書き残しの・・・ あそこに確か「96」という数字があ…