他人には読めない名前のこと。古くからあった難読姓、難読名ではなく、親などによって「無理読み」で付けられた名前をたとえていう。呉智英(社会評論家)がつくり、また『産経新聞』のコラム「断」で自身が使用することによって知られるようになった言い方。
呉氏は「画数が多く無理読みの漢字を使った名前」は「暴走族のグループ名に多い方式なので」こう名づけたという。またこの傾向は庶民の意識変化の現われではないかとも指摘する。
かならずしも一漢字一音の、本来の「万葉仮名」式であることは必要ないと思われ、そうだとすれば最近話題となった次のような例もはいることになる。(例 「稀星」→「きらら」、「天使」→「えんじぇる」)
戸籍法に読みに関する規定がないことから起きる現象である。