15日に「紅霞後宮物語14」が発刊された。 待ちに待ったので、急いで読む。 ちょっと、ちょっと、と言いたいくらい八方円満の終わりであった。 皇帝「文林」と、皇后「小玉」は、些末な夫婦のアレコレを経ながら年老いていく。 皇帝「文林」の死後、皇后小玉は庶民に落ちる代わりに、後宮から出て、甥の丙と農婦として暮らす。 「小玉が望めば、後宮から解放してやってくれ」と言うのが、文林の遺言であった。 丙は紅燕と結婚し、娘をもうけた。 しかし、後宮に入っていた紅燕は、そんなに簡単に実家に帰れるものだろうか? その上、一介の農夫(丙)と簡単に結婚できるものか? 皇帝の「文林」が死ぬ前に皇太子の「鴻」に手配してお…