水生大海 「最後のページをめくるまで」タイトルが気になって買ってみました。 こちらはミステリー短編集となっています。タイトルの通りどの章も結末に重点を置いていて予期せぬ真相や展開が待っているというものです。結末も種類が色々とあって順当に驚かされるものから力が抜けてしまうようなものまであり楽しめました。ミステリーとしてみても各章の短さに対して良く出来ています。伏線のつなぎ方も上手いので自分で結末を推理してみても良いと思います。 作中の一つの章で「使い勝手のいい女」と陰で言われている女性が主人公になっていました。バイト先でシフトを快く変わってくれたり、自宅に押し掛けても無下に追い返したりしないとい…