今、沖縄県は、在沖米軍による有害な汚水の基地外への放出による河川や地下水の汚染が深刻な問題となっている。2021年7月13日、地元紙が、沖縄在米軍(米海兵隊/普天間飛行場)が、有機フッ素化合物の「PFOS」を含む汚染水を基地外に流す計画を立てているとニュース報道があった。 「PFOS」については、WHO(世界保健機関)の外部機関が、発がん性の恐れがある物質に指定している。米軍の発表では、有機フッ素化合物の「PFOS」と「PFOA」の合計値は日本の暫定目標値(1ℓ当たり50ナノグラム以下)を下回る2・7ナノグラム以下にすると説明していたが、その後の沖縄県と宜野湾市が行ったサンプル調査では、下水道…