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朝夕の言種に、翼をならべ、枝を交はさむと契らせたまひしに

朝夕の言種に、翼をならべ、枝を交はさむと契らせたまひしに

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比翼連理 永遠の愛🪷【源氏物語 7 第一帖 桐壺 7】翼をならべ、枝を交はさむ と契らせたまひしに、かなはざりける命のほどぞ、尽きせず恨めしき。

🪷命婦は、 「まだ大殿籠もらせたまはざりける」と、 あはれに見たてまつる。 御前の壺前栽のいとおもしろき盛りなるを御覧ずるやうにて、 忍びやかに心にくき限りの女房四五人さぶらはせたまひて、 御物語せさせたまふなりけり。 このごろ、明け暮れ御覧ずる長恨歌の御絵、 亭子院の描かせたまひて、 伊勢、貫之に詠ませたまへる、 大和言の葉をも、唐土の詩をも、 ただその筋をぞ、枕言にせさせたまふ。 いとこまやかにありさま問はせたまふ。 あはれなりつること忍びやかに奏す。 御返り御覧ずれば、 「いともかしこきは置き所もはべらず。 かかる仰せ言につけても、かきくらす乱り心地になむ。 荒き風ふせぎし蔭の枯れしより…

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