朝鮮半島における戦前の供出と配給 いささか古い資料ではあるが、『南朝鮮における農地改革』(キム・スンジュン1958、島田斉一訳・井上晴丸解題、立命館経済学第14巻3号)によれば、 「その後、米軍が南朝鮮に進駐するや、彼らは旧来の土地所有権に何ら手を加えることなく、小作農は従来とおり地主に小作料を無条件に納めねばならないことを宣布し、それによって、日帝の植民地的・反封建的土地所有制度をそのまま維持しようとする自己の意図を表明した。」 「アメリカは軍備拡張、傀儡軍隊および警察人員増強、日本軍国主義復活のための穀物輸出の強行等の切迫した諸要求に基づき、解放当初から穀物買上げー収奪政策を強化した」 「…