数々の時代を先駆けた雑誌を創刊した、伝説の編集者。株式会社マガジンハウス 取締役最高顧問。 1930(昭和5)年東京に生まれる。 '54年立教大学文学部卒業後、'55年平凡出版株式会社(現在のマガジンハウス)入社。 『週刊平凡』、『平凡パンチ』、『アンアン』、『ポパイ』、『ブルータス』などの編集長を歴任後、'80年に取締役に就任。 その後も『オリーブ』編集長などを兼任し、'84年副社長、'88年には代表取締役社長に就任。'96年代表取締役会長、'98年より現職。
四季彩の丘。 今日は大阪市内に出て会議。 花と重機。 木滑良久、甘糟章に続いて、石川次郎(上に姉が六人いる家庭で育つ)。 塩澤幸登『編集の砦:平凡出版とマガジンハウスの一万二〇〇〇日』河出書房新社、2014 53-4p「自分より年上の姉がズラッといて、みんな年頃なんだけれども、やっぱり年頃の姉というのは敏感なですよ。 戦後、自分たちのまわりでいろんなことが起こったんだけれども、それぞれの姉が違う反応を示すのがよく分かった。それでそのなかのひとりに英語が大好きな姉がいて、アメリカの雑誌とか買ってくるんですよ。それをボクも面白がって見せてもらっていた記憶がある。モノクロの表紙の『ライフ』とかね、家…
川上未映子 エッセイ集 「深く、しっかり息をして」 2011年から2022年に雑誌Hanakoに連載されたエッセイをまとめたもの。 Hanako は手に取ったことがありません。 拙ブログをお読みになっている方も、恐らく同じだと思いますので、Wikipediaの説明を載せます。 20代女性を主要読者とした情報系雑誌。創刊から2005年までは週刊誌。2006年1月26日号(867号)以降は隔週刊。さらに2018年9月より月刊化。 1988年6月2日創刊。創刊号の表紙はケン・ドーンのイラスト。タイトルロゴもケン・ドーン作。250円。発行人は木滑良久、初代編集長は椎根和。初期目標は35万部。首都圏の情…
塩澤幸登『木滑さんの言葉』河出書房新社、2024より、木滑良久氏の言葉 116p「ボクが十五歳のときに終戦になったでしょ。それまで鬼畜米英とかいって、アメリカとかそういうものを敵害視するように教え込まれていたじゃない。それなのに、(そういうふうに思い込んでいた)ある日、終戦後すぐだよ、新宿の二幸(駅の東口にあった食料品屋、二階が大きな食堂になっていた)の前、スタジオ・アルタの前の、こういういまみたいな手すり(ガードレール)じゃなくて、(金属は)供出されて、木の丸太になっているんだけれど、そこに腰かけて、ずっと見ていたんですよ。進駐軍が入ってくるのを。それを見たとたんにね、その鬼畜米英が飛んでい…
『川柳まつど』466号が届く。2023年3月号から投稿を始めたから、2024年6月号までいつの間にか16カ月になった。 久恒吐鳳で毎月投稿している。基本は4つの宿題それぞれ3句を提出。今月は3句が採られた。 たまたまとひょんなことから今がある 指なぞるスマホは位牌母の顔 友がいるタテ・ヨコ・ナナメ ウチとソト 以下、2024年の5月までに採られた作品 461号(1月):大のつく良識人になれるかな 過ぎたるは及ばざるごと金と地位 462号:三高も美女も美男もみんな元 バカ阿呆無恥ウソつきの勢ぞろい 人生は人・旅・本の縁めぐり たまたまとたまたまの縁大都会 (がんばろうウエストサイズ物語) 463…
ひらがなの世界──文字が生む美意識 石川 九楊岩波書店 ひらがなの世界──文字が生む美意識 (岩波新書 新赤版 2017)作者:石川 九楊岩波書店Amazon 著者は実作者の目をもって書と対話し、ひらがなという大河の最初の一滴にさかのぼる。「つながる」という本質に注目しながら、美の宇宙を読み解くこころみ。 詳細を読む 読書メーターブクログ 流浪の英雄たち シャフタール・ドネツクはサッカーをやめない アンディ・ブラッセルカンゼン 流浪の英雄たち シャフタール・ドネツクはサッカーをやめない作者:アンディ・ブラッセルカンゼンAmazon 「東欧最強クラブ」と呼ばれて久しいウクライナのサッカークラブ、…
脱ジーパン。 まいどです。でくのぼうちゃんです。 脱ジーパン ジーパンを履き始めたのは14歳くらい。 中学生になり、おしゃれに目覚め、オリーブという雑誌に見事影響されましたよ。 Olive オリーブ 創刊号 1982年 6月3日号 作者:木滑 良久 平凡出版 Amazon 観月ありさがまあ、可愛く手足長く顔小さく。 古着をおしゃれに着こなしていたので、その流れでアメ村の フリーマーケットに友人と行くように。 小遣いで買える値段の服いっぱい。 小遣い範囲でいかにおしゃれになるか。 古着はそこから着るように。 ジーパンも履いたらおしゃれに見えるような気がして履くように。もう40年近く、ほぼ毎日履く…
BRUTUS創刊1000号! 創刊は1980年。雑誌(Magazine)がメディアの中心に 君臨していた時代だ。初代編集長はレジェンド「木滑良久」。 個人的にも創刊号のことはよく覚えている。 「BRUTUSという新しい雑誌は、何の雑誌なんだ?」 と当時の私(高校生)は、書店で創刊号を手に取り考えた。 それは全くの愚問であることがわかるのは、8年後、就職し 出版業界で働き始めてからだった。 マガジンハウス(旧:平凡出版)は、既存のジャンルに収まるような 雑誌(出版物)を創っているのではない。新たなジャンル、ライフスタイル を提案し、切り開くことを目指している。それは歴代の創刊雑誌を見れば 一目瞭…
毎年、備忘録的に書き残しているものですが、2023年に亡くなった方々を、列記しておきます。中には、2023年に死去されていたことが分かった方々もいらっしゃいますが。あくまでも、個人的に少しでも心に引っかかった人を列挙しています。著名人でも含まれていない方はいますので、その点は悪しからず。いつもは年末に更新してきたのですが、今年は間に合わず、年を越してしまいました。もしも、万が一、期待して待っていた方が、万万が一いらっしゃったとしたら(くどい)、ごめんなさいでした。 2021年 9月21日、白鳥みづえさん、歌手、77歳。 2022年 1月18日、小田久郎(おだ・きゅうろう)さん、詩人/「思潮社」…