シリーズ三作目の本書を読了しました。児童書なのでとても読みやすい。 ハードルの高い「古典」たちのサビとも言える部分を抜粋してくれているので、入門編にピッタリです。 紀行文・日記 奥の細道・更級日記ほか (いにしえの言葉に学ぶ きみを変える古典の名言) 作者:福井 蓮 汐文社 Amazon 最も印象に残ったのが『更級日記』。 平安中期、菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)が書いた日記文学であり、作者13歳のおり、父の任地上総国(千葉県中央部)から帰京の旅に筆をおこし、以後40余年に及ぶ半生を自伝的に回想したものです。 更級日記とは | 更級日記千年紀2020 ■念願叶って入手した『源氏物語』…