2021年1月18日 本棚を整理していて、普段手がとどかない場所に古い新書を見つけました。自分で買った本に間違いないのですが、内容も、いつ読んだのかも記憶にありませんでした。表紙も、中のページも紙が全体に茶色に変色していました。加藤周一著『羊の歌』。表紙をあけたトビラには確かに私の若い頃の万年筆のサインが入っています。最後のページには、1973年12月31日終了と、これも同じ万年筆で書かれています。この本は1968年刊行ですが、今でも読みつがれて、なかば古典となっているようです。パラパラとページをめくっているうちに、途中に私の若い頃の毛髪が1本挟まっているのに気が付きました。今とは違い、しっか…