2021年2月27日 こんなに暖かく春めいた陽気になると、さすがにどこか旅に出たくなります。新型コロナ禍で旅が自由に出来ない今は、尚更その気持が大きくなります。さて、もしコロナが終わったら行ってみたいところはどこか・・・。行きたいところは山程ありますが、この司馬遼太郎著『肥前の諸街道』で書かれている地域もその一つです。 司馬さんはまず蒙古襲来の史跡を訪ねるために、「唐津街道」(国道202号線)を福岡から唐津まで行きます。その過程で、元寇の様子を説明しています。臨場感のある文章です。 「長い海岸線をもつ博多湾のなかでも、船舶の着岸地としては東の箱崎と西の今津が最適地だったから、上陸軍の集中がおび…