本バスめぐりんシリーズ(と勝手に命名しているけれど、正しいシリーズ名は謎) 第二弾。地方の種川市をめぐる移動図書館『めぐりん』号は、バスの運転手テルさん と司書のウメちゃんと三千冊の本を載せて各地をめぐります。彼らの元には、 本にまつわる様々な不思議が持ち込まれて――。 やっぱり、大崎さんはこういう本にまつわるお話が一番しっくり来ますね。ミステリ としてはさほどの驚きがある訳ではないのだけれど。本好きにとって、本にまつわる ミステリーってだけで、もう読むテンションは上がるってものです。 ウメちゃんとテルさんコンビのほんわかした雰囲気も相変わらず健在で。ウメちゃんは 見た目はのほほんとしてるけれ…