9日の香港市場は続落して始まるか。米長期金利が上昇したことで、中国が追加利下げなどによる金融緩和をしにくくなるとの見方が広がりそうだ。8日のNY債券市場で長期金利の指標となる米10年債利回りが前日比0.04%高い4.15%で終えた。同日発表の週間の米新規失業保険申請件数が労働市場の堅調さを示し、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げへの期待が後退した。 春節(旧正月)の連休に入り、香港市場が12-13日に休場するとあって、持ち高を調整する売りも出そうだ。中国本土市場の休場に伴い、相互取引制度を通じた本土投資家による香港株売買(南向き取引)はきょうから休止する(再開は19日)。 8日のNY株…