来週水曜日「12月8日」、ジョン・レノンが凶弾に倒れて30年になる。30年前のその日のことはよく覚えている。(時差があるので9日のことだろうが。)大学に入った年で学生生活にも慣れてきた頃だった。 当時僕は、大学ではオーケストラのサークルに属し、まだまだ思うようにならないチェロと格闘しながら、自室に戻ればクラシックとは無縁の音楽ばかり聴いていた。特にアメリカ発の音楽には心を踊らせた。隔週発売のFM情報誌に掲載されるビルボード・チャートのランキング表を眺めながら、エアチェック(!)をしたり、友人たちの買い込んだアルバムを録音させてもらったりして、なんとも魅力的で新鮮な音楽を聴きまくっていた。 今な…