楊徳茂先生は若い頃に呉式太極拳の伝人である王茂斎老先生に太極拳技を学び、功夫の修練は精深であった。先世紀の40年代に京城の王薌齋老先生の意拳は風格が新しく独特で、功法が大成していると聞き、楊徳茂先生は特に老先生の門下で拳技を学び、二人の老前輩の丁寧な養成指導の下、その拳学心法を得た。楊徳茂先生の大成拳の風格は柔順、松整を特長とし、力量の発出は松緊が互いに作用し合い、瞬時に緊急のようなムチの驚弾勁がある。動静、虚実、柔剛、松緊の対立統一関係を利用し、拳学を極めて個性的な層面に向上させ、二人の老前輩の武学における綿沈、松整、空霊、驚弾を特徴とする拳勁風格を際立たせた。 楊徳茂先生は拳技基礎功体認の…