読みの「り・よんふぁ」は公式サイトによる。関西大学助教授。
1991年4月から12月までの8ヶ月間、西側から初の北朝鮮の大学への短期留学を実施。
しかし、そこで監視社会と貧困に苦しむ祖国の現状をつぶさに見ると同時に、同国の反体制知識人と接触する経験を得た。
帰国後、北朝鮮民主化運動組織の草分けともいえる「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク」(RENK)を結成。事務局長を務める。
集会を朝鮮総連に襲撃されるなどの妨害を浴びつつ、内部協力者を得て北の惨状や政府の機密書類などを次々に暴露。闇市をうろつく浮浪児「コッチェビ」の悲惨な実態を撮影したビデオは、世界的な反響を呼んだ。
ほか、建前上は在日に選挙権・被選挙権を有することを利用し、北朝鮮の「代議員選挙」の実態を皮肉るために金正日と同じ選挙区から「立候補」するなどの運動を展開する。
またRENKは、脱北者の中国での領事館等への駆け込み亡命への援助もしている。
「北朝鮮秘密集会の夜」「北朝鮮収容所半島」など著書多数。
在日の選挙権を求める「在日党」(92年結成)の活動も行い、国政選挙への立候補手続きを行ったうえで、資格が無いとして拒否されると裁判闘争に入るなどのアクションを行っている。