京都大学法学部を卒業。京都大学教授を経て、現在、学習院大学教授。 専攻は行政学。
主著に、『戦後日本の官僚制』(東洋経済新報社)、『行政学教科書』(有斐閣)、 『日本の行政』(中公新書)、『戦後日本の圧力団体』(共著、東洋経済新報社)、 『日本政治 変動の30年』(共編著、東洋経済新報社)など。
辻清明は1962年に、行政学の課題として、行政過程で自由裁量や政策決定を行う範囲が拡大している中では、手段の選択においても、価値判断が当然導入されてくることを考慮して政治と行政を截然と区別する態度に疑義を呈した[1]。また、行政における価値の問題を提起し、行政における最高価値を「公益」(public interest)とする。特に、行政の扱う範囲の増大および文化的環境的理由によって、変動する公益の概念、特定の利益集団がもつ価値、一定の時点における行政組織が掲げる価値への考慮が必要になる。そこで「特定の価値的態度」をとる必要がでてくる[2]。 このような指摘と田村行政学の関連といえば、まずは「公…
IPSA (International Political Science Association) Buenos Aires 2023参加者からの便りが、フェイスブックのニュースフィードに上がってきます。私も、IPSA Buenos Aires 1991に参加しました。行程は、大阪(東京?)ロス、マイアミ、サンパウロ、ブエノスアイレスだったような。村松岐夫先生とずっと同席で、前の席には猪口孝先生が座っていらっしゃって、隣席の人と仲良くなったりしていました。 ヨーロッパからもアメリカからも遠い(日本からが一番多い)ということで、報告する人が全然来ない状態で、私(と村松先生?、これも覚えていない…