小早川隆景が厳島神社に寄進した太刀。「劔来太郎源国俊」の銘をもつ。刃長は74.6センチメートル。 小早川隆景寄進の太刀 吉田兼右、来太郎を所望 参考文献 小早川隆景寄進の太刀 太刀の茎(なかご)には「劔来太郎源国俊」の銘があり、「弘安八年乙酉正月十五日」と刻まれている。銘文から鎌倉中期から後期にかけて活躍した来派の刀工の来太郎(国行)と来国俊の合作とされた。しかし現在は、作風から恐らく室町初期を下らない備前刀工の作と考えられている。 kuregure.hatenablog.com 永禄七年(1564)十一月九日、小早川隆景が厳島大明神に寄進したことが文書にみえる。天正十年(1582)四月、来島…